EPC (Earn Per Click) とはアフィリエイト広告の収益
EPCとは、Earn Per Clickの略で、広告1クリックあたりの収益(儲け)を指します。
EPCは一般的にアフィリエイターがアフリエイトの商品を選ぶ際の指標として使用され、商材選びにおける重要なポイントとなります。
EPCの算出方法
EPCは、その商材で獲得した成果報酬を商材の総クリック数で割り算して算出します。
例えば、商品Aの成果報酬が1,000円で、1000クリックされていた場合。
1,000÷1,000=1 この商材におけるEPCは1です。
おなじように商品Bの成果報酬が1,000円で、100クリックあった場合、EPC=は10です。
商品Cの成果報酬が1,000円で、10クリックあった場合、EPCは100となります。
このA,B,Cの商品を比較した場合、商品CのEPCがもっとも大きい数字になります。
このようにより少ないクリックで、より多くの成果報酬を獲得すればその分「儲かる」商材と判断できます。
EPCの報酬単価
商品選定の際に、報酬単価の大きさを基準に選んだ場合とEPCで選んだ場合とでは、アフィリエイト収益が大きく異ってくるケースがあります。 例えば
商品Aの報酬単価が1,000円で、100クリックで成果数が3だった場合、EPCは30。
商品Bの報酬単価が2,000円で、100クリックで成果数が1だった場合、EPCは20。
商品Aと商品Bが毎月同じような数字となれば、毎月1,000円ずつ収益差が発生し、1年後には商品Aのほうが商品Bよりも12,000円多く稼ぎを得ることになるでしょう。
報酬単価の高い商品は、成果1回ごとの収益は大きくなりますが、より長いスパンで収益を見ていった場合、EPCの高い商品を選んだほうがより多くの利益を生み出す=稼ぎやすい商品であることがわかります。
EPCとCVR
アフィリエイト収益に関係してくる指標の一つにCVRがあります。
CVRは広告1クリックあたりの購入率を指し、以下のような計算式で求められます。
CVR=成果数÷総クリック数
CVRが高い=より効率的に成果が上がっている、つまりユーザーが購入する確率が高い商品と判断できるわけですが、一般的にCVRの高さは商品価格の安さと比例します。
商品が安ければ安いほどCVRが高くなる傾向があるため、CVRが高くより多くの成果を獲得できても収益性は悪くなる恐れがでてきます。
このようにCVRは商品の売れやすさを判断する指標であり、EPCは収益性の高さを判断する指標であるため混同しないよう注意が必要です。
(このページは2014年に掲載した記事を2015年と2021年に加筆修正更新したものです)
Comment